瀬尾養蜂園は花を求めて旅をする、移動養蜂家です―

東京に行く!05.1.8〜10
〜玉川大学 ミツバチ科学研究会〜
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毎年、恒例の玉川大学のミツバチ科学研究会に参加してきました。
今回も、昨年と同じ5名での東京入りです。玉川大学の研究会は、いつも興味深い研究発表がされ(難しいこともありますが・・・)いつも楽しみにしています。また、全国から大勢の養蜂家が集まってくるので、みんなに出会うのも楽しみの一つです。

もう27回目の開催です。
ボクが参加したのは、平成4年からなので13回目。
1 開会のあいさつ
   玉川大学ミツバチ科学研究施設 佐々木正己先生
27回目を迎える研究会も、年々盛況になり、今回は250名を越える参加者があるとのことでした。当日参加者もいるので、実際はそれ以上いたのでしょうね。

とにかく、会場からあふれるほどの人。
で、あふれた人は別室で、モニターによる視聴です。
2 研究報告
  遺伝子の研究へ広がるミツバチ科学

  玉川大学ミツバチ科学研究施設 佐々木哲彦先生
「遺伝子とは何ぞや?」という説明から始まりました。

ミツバチの脳についての話があり、ミツバチの脳が優れているということ。

仲間といるミツバチを、ひとりぼっちにすると、頭が悪くなってしまう。

など、面白い話でした。
花粉の遺伝子を調べることで、その蜜源があるか詳しく分かる。
また、ミツバチはヒトとは全く異なる生き物であるが、遺伝子の働きはよく似ており、ヒトに応用できるようになる。

など、ミツバチの遺伝子研究が進むことで、ヒトに対する遺伝子研究も進んでいくということになるようです。
3 研究報告
  ミツバチ未交尾女王のライバル排除戦略:王台破壊の優先順位

  玉川大学ミツバチ科学研究施設 原野健一先生
「王台」って、いっても皆さんは分からないかも知れませんね。
「王台」とは、新女王の育房のことです。

複数の新女王が生まれる時、一番早く生まれた女王蜂が、まだ生まれていない王台をどうやって破壊していくかって研究発表でした。

ミツバチを飼ってない人には、なかなか分かりにくいかもしれませんが、養蜂家にとっては、とても興味深い発表でした。実際の蜂場で起こっていることですからね。
4 一般報告
  AAAフィリピン大会、熱帯養蜂会議、その他会議報告・予告

  玉川大学ミツバチ科学研究施設 松香光夫先生
1年間にあった、いろいろな養蜂会議や昆虫関係の会議の報告と、これから開催される会議の予告などが、報告されました。
5 研究報告
  ミツバチ花粉の抗酸化作用―他のミツバチ生産物との比較

  日本養蜂株式会社研究部 池野久美子先生
ミツバチの生産物ってご存知ですか?蜂産品というのですが、はちみつ、ローヤルゼリー、花粉、プロポリスなどがそうです。

「抗酸化作用」って???
詳しくは、説明できませんが、この抗酸化作用があると、体内の活性酸素を消去、減少させることができるらしく、これが老化・ガン・生活習慣病などを抑えるらしいです。
で、蜂産品のかなでもダントツに抗酸化作用を示したのは、プロポリス、その次は花粉ということでした。

ボクには、分からない言葉がたくさん出てきた講演でした(~_~)
6 研究報告
  はちみつ中の異性化糖混入と検出標準化への取り組み
  財団法人日本食品分析センター玉研究所 五十嵐友二先生
はちみつに、ヘンなモノ入っていれば困りますよね。
異性化糖と言って、デンプンを原料にした糖が入っていることがあるんです、残念ながら・・・

故意に混ぜている場合(これは最悪)と、冬場の給餌に与えたものがほ〜んの少し残ってる場合があるんですね。

で、基準を決めて、しっかり検査できる体制を作りましょう!という、研究報告でした。
この技術は、現在、中国に指導中だそうです。
基準に沿って検査されたものが、輸入されていくことになるのでしょうね。

国産、輸入にかかわらず、しっかりとしたはちみつが流通するようになればいいと思います(当たり前ですが)。
まっ、瀬尾養蜂園では、異性化糖を混ぜることも、給餌に与えることもありませんので、混入の可能性はありません。
6 特別公演
  ニュージーランドの養蜂産業―養蜂家のパラダイス
  コンビタ・ニュージーランド社 ビル・ブラックス氏
すごく興味のある、外国の養蜂事情を詳しく知ることができました。

3200人もの養蜂家がいるそうですが、その中でプロは約1割、このあたりは、日本と似ているかも。

ニュージーランドの蜜源についてや、花粉交配の様子、その他実際の養蜂家の収益なんかのお話もあって、面白かったです。
また、ニュージーランドで採れるマヌカハニーの優れた抗菌効果や、国や業界の取り組みなどのお話もありました。
7 総合討論
吉田先生、中村先生のコーディネートのもと、研究会全体を通しての総合討論が行われました。

各公演時間内で聞けなかったこと、疑問に思ったことを、参加者が質問しました。時間が足りないほどの盛り上がりでした。

今回の研究会も、とても有意義なものでした。年に1回ですが、玉川大学に行くことで、いろいろな角度から、ミツバチや蜂産品のことを見ることができ、自分が面白い生き物を飼っていることを、再認識するのでした。
いや〜、楽しかった。そして今から来年が楽しみです。
2004年第26回ミツバチ科学研究会
玉川大学ミツバチ科学研究施設
さてさて、翌日は浅草&視察です。

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