―瀬尾養蜂園は花を求めて旅をする、移動養蜂家です―はちみつ直売産直の瀬尾養蜂園

大打撃です。ミツバチ大量死
06.8.29
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死骸の山 □□□はちみつの瀬尾養蜂園□□□
今年8月の富良野は、連日の猛暑。7月後半からの採蜜は順調そのもので、昨年に続きお盆過ぎまで、収穫することができました(^.^) と、喜んでいたのも束の間、採蜜が一段落してから、養成群(ハウスから帰ってきて建て直し中の蜂群)の管理に行ったところ、蜂場でミツバチが大量に死んでいました。

その光景を見た瞬間、昨年の芦別の蜂場を思い出しました。

ミツバチの管理に出かけたところ、とてもよい伸びをしていて、これなら来年も万全の体制で春を迎えられるな!と、確信した数日後、同じ蜂場のミツバチは、その前の管理の時とは比べ物にならないぐらい悪い状態になっていました。蜂場には、足の踏み場も無いほどのミツバチの死骸。巣箱内では、かつての順調な伸びが嘘のように、虫数が激減していました。

今年の状況も、全く同じ。ただ、ひとつ違うところは、今回被害が発生した場所は、昨年全くこのようなことがなかった地区の蜂場でした。
無残なミツバチ □□□はちみつの瀬尾養蜂園□□□ 昨年の話では、この大量死の原因は、カメムシ防除の影響であるということでした。昨年、北海道の各地でこの被害が起こったのですが、その前にすでに東北地方で全く同じ状況になっていたのでした。

今回、この蜂場に管理に行く数日前、ラジコンヘリが防除をしていました。そして、どうやら昨年大きな被害をもたらした殺虫剤と同じ(成分の)ものが使われていたということを、この被害の後に聞きました。この殺虫剤は、安価であり、効果が抜群であるということで、急に使われだしたらしいのです。
昨年被害があった蜂場は、用心してミツバチを持っていくのをやめたのですが、まさか、昨年大丈夫だった蜂場でこのようなことになるとは。。。かなりのショックです。
この薬には、「ミツバチの飼育場所が近くにある場合は使用しないこと」というような内容の注意がされているということなのですが、一般の水稲農家の皆さんが、我々養蜂家の蜂場の位置を把握しているわけではありません。

この注意がしっかりと守られていたら・・・と思いがないわけではないのですが、一人ひとりの農家さんは、蜂場の場所を知らなかっただけで、きっと、その他の使用法(希釈倍率や散布量、実施時期など)をきっちり守って作業されたことだと思いますので、決して責めることはできないと思っています。
順調に育っている水稲 □□□はちみつの瀬尾養蜂園□□□
ただ、腑に落ちない点もあるのです。

直接蜂場に散布されたわけではないのに、これだけのミツバチが死んでしまうという事実。確かに、カメムシにはかなりの効果があるのでしょう。ですが、本当にこれでよいのでしょうか?

ミツバチが被害にあったということがあるから、このような発言をするのだと思いますが、「この農薬、かなりキツイんちゃうん?」と感じるのです。

農薬メーカーは、「ミツバチの近くでは使わないで」と謳うことで、責任を果たしていると考えているのでしょう。しかし、現実は多くの養蜂家が財産であるミツバチを失っているのです。これだけキツイ農薬ですから、ミツバチ以外にも、多くの昆虫が死んでいるかもしれません。何より、稲は大丈夫なのでしょうか?

生産者、農業者として、病害虫の対策として農薬を使わざるを得ないということ(瀬尾養蜂園では、採蜜群には決して抗生物質を与えたりしませんので、ご安心を)、農業者の努力は、十分理解しているつもりです。先述した通り、決して水稲のかの皆さんを責める気持ちはありません。

せめて、怒りをぶつけるところがあれば、少しは救われるのかも知れないなと思っています。。。
  参考まで
*被害発生蜂場 5蜂場
*被害群数    約200群(飼育群の約20%)
*被害群の約40%が復活の見込みなし  

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